僕がここにいる理由 君を忘れるため 痛みから逃れるため 君を守るため 君が欲しい 欲しい 頭が… 痛い |
癒してくれる。これにひきかえ、固い決意の活動は 一切を癒すことができる 』 あらゆる犠牲の中で最も高価なものだ。 だが、自分の最も独特な点に打ち勝つものは 最も美しい運命にあずかる 』 133von Goethe
8月6日 苦しい 苦痛が --とまらない これは なんだろう 痛むのは僕の体なのか? この圧迫は僕の肉体に起こっているのか? 頭がわれるようだ 脈がひどく 全身をゆるがす 眠れない |
眠れない 真暗闇の部屋に 僕の呼吸が荒々しくひびく 眠りたいのに どうして --こんなに 何度も何度も 僕の拳がカベをたたいている 力は入っているのに ひどく弱々しい音で 僕のこころが押しつぶされそうになっている いらだちとあせりが ひどく---- 眠りたい 眠りたい このまま朝が来なくても 何の不思議もないくらいだよ 僕はいつまで 僕でいられるんだろう 別れたくないのに 誰とも もう 別れたくないのに | ![]() |
『自分自身をなくしさえせねば どんな生活を送るもよい。 すべてを失ってもいい、 自分のあるところのものでいつもあれば』 127von Goethe
君は世の中に価値を与えなければならない』 『そうだ、全くぼくは一個の旅人、地上の巡礼に 過ぎない。君たちはいったいそれ以上のものか』 8月10日 やらなければならないことができた 教室の友人達と共に明日その作戦を実行する 体調は悪くない --そう 思う |
精神と肉体の疎通がうまくいってないのか 自分の精神の異常が肉体に表れない たぶん 表れていないのだと思う こういうのを体調が悪いっていうのかな どちらにしろそんなあいまいなことじゃ 作戦を放棄する理由にはならないだろう 少し、慣れない土地へ行って 情報を集めてくるだけだ 破壊活動も多少はあるけど 人的被害は絶対にでない 滞在は一週間程だろうが不定期だ うまくいけば僕はその地で 生まれかわるかもしれない 期待はしない でも希望は捨てないでおくよ 僕はここにいる いつの日か それを 君に伝えたい | ![]() |
『あれは早すぎた夢だった、気違い沙汰だった、 拷問だった、その間、あんたは、おお、僕の可愛い 伴侶よ、僕の残酷な仕事の勇敢な助手よ、 あんたは自分の手を噛み続けていたものだ。 あれはあんたにとって多分忌まわしい夢だったに違いない、 僕にとっては無上の汚辱、急に孤独地獄へ 落ちたよりもっと辛い逸楽だった 』 苦痛の僅かばかりと喜びの僅かばかり… 僕が彼女に与えたのはこれだけでしかなかった ただ これだけでしかなかった 』 9月8日 人が天に望まれるように生きることを望む時 その御手に聖書があるように 自らが欲するところを満たそうとする時 |
その瞳には強い意志が宿るならば
この銀に この 最も美しく僕を汚す忌わしい装飾に 自負と誇と勇敢の輝きを見出さんことを 恐によって無意味に費やされた全てを その恐で克服し手に入れるべき奇蹟へ捧げよ 迷いも痛みも絶望も後悔も破滅さえもだ そして僕の悲惨を罪とした全てのものよ 見るがいい 僕はこんなにも その裁きをくつがえし 自らの強い意志に生きるための多くを持っている 僕はこの世で最も敬虔なこの詩を 彼の奇蹟に捧ぐ 『自分の一生の終わりを初めと結びつけることの できる人は最も幸福である 』 123von Goethe
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『苦しみが残していったものを味わえ! 苦難も過ぎてしまえば、甘い 』 125von Goethe
たといそれを投げ棄てようと 』 128von Goethe
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