Malorn's Diary
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2月15日 僕の想像力は君のことばかり映しだす 消えて行く記憶に制限などないのに 思うのは君のことばかりなもんだから ときどき 僕は君の偶像を愛しているんじゃないかって 心配になったりするんだ とはいえ 実際には僕がほんとうの君を ほんのすこしだって知るはずがないんだけどね 友人達の会話や夢の中の物語や たくさんの本の中にまで 僕は君のことさがしてる |