記憶の中の君を
もう 限界だ |
お願いだから あいたい
僕が死んじゃう前に あいたい 死は僕にやさしくしてくれるだろうか 君よりもやさしく …ありえないことを願うのが癖になってしまったらしい 『わたしは、まだ起き上がることができた。わたしは
小児のようにひざまずいた… わたしはこのまま、ふたたび自分の一人であることを 思い出さないうちに、すぐさま世を去りたいと思っている』 『もう私達はあえないでしょうか――あの世で一緒に
暮らせないのでしょうか。たしかに、たしかに私達は |
この苦しみのすべてをもってお互いの罪の償いをいたし
ました。あなたは現世をお去りになるときその輝いた 眼で、遠い遠い永遠の世界を眺めていらっしゃるでは ありませんか!何がお見えになりますか。おっしゃって ください』 The
Scarlet Letter328 Hawthorne
7月8日 どうしてこんなにいとおしんだろう いつから僕はこうなってしまったんだろう 君ならしってるのかい? 僕を助けておくれ 君が僕を愛さず、ただ君という人がいただけであったら こんなにもいとおしいだろうか もうだめだ これだけは失うわけにはいかないと信じ続けたものを 僕は自ら手離そうとしている もう終わりにした方がいいのかもしれない |
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